お金とはなんなのか?その答え。

博多の屋台で奇妙な光景を目撃した。
同じ屋台にて
1組の知らんカップルが酒を呑んでいる。
そのカップルのお会計時、トラブルが発生した。
どうやら手持ちの現金が足りないらしい。
PayPayが使えると思ってたとのこと。
現代人がっ。
その時、僕と一緒にメシを喰ってた男性は、
知らんカップルのメシ代を肩代わりした。
どうせもう一生会わないのに。
副業で稼いでて余裕があるからと、気前よく支払いをしてた。
その時、僕は思った。
彼にとってお金とは
面白いエピソードを買うためのツールなんだろうなと。
数千円を払うことで
知らない人と繋がるきっかけになるし話のネタにもなる。
だったら安いもんだって感覚なんだと思う。
お金の使い方を見ると、
その人にとってお金とは何なのか?答えがわかる。
お金とは権威の象徴であるって人もいれば、
お金とは時間を買うための手段であるって人もいる。
人によって答えは違う。
では、僕にとってお金とはなんなのか?考えをまとめてみた。
僕にとってお金とは?
年齢とともに答えが変化してきました。
20歳のころ、
僕にとってお金とは
復讐のためのツールでした。
当時は他人から認めてもらえなかったのです。
大学を辞めて起業すると決めた時、
友達から「絶対に失敗する」と言われ
バイト先の先輩から「やめとけや」と言われ
家族から「お前に才能があると思ってるの?」と言われました。
否定、否定、否定の連続。
「自分は過小評価されている。見返したい。そのためにお金が必要だ。」
こう思うのも無理はないなと今でも思います。
5年後、25歳になり、
僕は「お金は信頼を得るためのツールなんだな。」と考えていました。
以前クレカの審査に落ちた経験があります。
お金がなくて、
キャッシングで生活費を捻出しようとしたら落とされました。
エポスカードです。忘れもしません。
個人事業主になって5年が経ち、
収益も安定してきてカードの支払い額が増えてきました。
するとカード会社から
枠増額とステータス変更の案内が届きます。
今思うと誇れる出来事でもないものの、
審査落ちを根に持つ僕にとっては嬉しかったのを覚えています。
起業を否定した友達の態度も変化しました。
「すげぇ、羨ましい。雇って。」と言われるように。
僕の脳裏には「絶対に失敗する」
こう言ってた友人の顏がこびりついてるのですが。
執着してるのは言われた側。
言った奴は覚えてない。
いじめと同じ感じかと思い。
いつまでも過去のこと気にして
自分はしょーもないなと小っちゃい器を恥じました。
自分という人間は何も変わっていません。
しかしお金を持つことで
信頼されたり承認されたりする機会が増えました。
だからお金とは信頼されるための道具、
実績を証明するための道具って考えてましたね。
また同時期、
お金とは自分をアップデートさせるための手段である。と考えていました。
お金があると希少価値の高い体験ができます。
知識を買えます。人に会えます。
それこそ起業当初は
お金がなくてブックオフで立ち読みばかりしていました。
店員さんとは顔なじみ。
また買わんのかいって思われてそうで、
そーっと店員さんがいないタイミングで退店していました。
この経験があるので、
今でも新刊をkindleでダウンロードできるのが幸せでしょうがないです。
買いたくても買えなかった時代を思い出すと、
中古ではないキレイな本を買うのがたまらなく楽しいのです。
最近だと民泊コンサルに80万ぶち込みました。
オファーされた時、迷わず申し込んでいます。
昔の自分は余裕がなくてカツカツの状態で自己投資をしていました。
20代前半の頃、
資金に余裕のある30代~の方が
余裕な顔して自己投資や設備投資をしてるのがとにかく羨ましかったです。
自分も同じようにお金をだせれば、
絶対もっと早く成果が出るのに。と思っていました。
20代と比べると体力や時間がないから30~40代は不利って声もありますが、僕はそうは思いません。
普通に働いてる人なら貯金が多少あるのでね。
お金を使えるのいいなって20代の頃の僕はずっと思っていました。
そんな思い出を振り返りつつ。
今の僕が「お金とはなにか?」と問われたら「自由である」と答えます。
さまざまな事例を見るうちに
どんどん答えの抽象度が上がってしまいました。
お金があると意味不明な選択肢を入手できます。
副業で5000万稼いだカルロス山本さん。
彼は屋台で隣に座った知らんカップルのメシ代を払っていました。
屋台ではPayPayが使えない。
現金を持ってない、支払いが足りなくて困ってた。とのこと。
カルロスさんは
嬉しそうにお金を払ってました。
あと写真撮ってラインも交換していました。
その光景を見て、
僕は自由があるとも思いましたね。
お金とは、人に自由を与えてくれるものです。
- 直観のままに動ける自由
- 面白いと思ったことを実行する自由。
- 助けたいと思った時に人を助けられる自由。
選択肢がある、
生殺与奪の権を握っていることに
人は幸せを見出すとも思うのです。
逆を言えば
選択肢がないことは不幸を招きます。
旅行に行くかどうか?
選択肢を持つうえで「行かない選択」をとる場合、人は不幸を感じません。
「行きたいけど行けない」と「行けるけど行かない」の差はあまりにも大きいです。
同じ現象が人生のあらゆる場面で起こっています。
僕はフリーランスなので
仕事やクライアントは選びます。
ウザい人、モチベが上がらん仕事とは関わりたくありません。
お金がなかった時は、
しゃあない、お金のために頑張るかと思っていました。
仕事を断る自由が僕にはなかったのです。
だからお金とは自由を得るための権利だと思っています。
これが今の考え。
偉そうに語ってるものの、
自分もまだまだ不自由を感じています。
最近、高校時代に仲良かった先輩がドバイに移住していました。
ドバイって賃貸で住むことがほぼなくて、不動産を購入するのが一般的らしいです。
流れで不動産を紹介してもらったのですが、
自分は住みたいと思う不動産を買うキャッシュが手元にありませんでした。
シンプル悔しいなと思いました。
まだまだ力不足です。もっと自由をえたい。
そんなことを考えてる、2025年の夏です。
参考
