すごい文章、すごい人、すごい景色の共通点は?

すごい。
という感動を、
人間なら誰しも感じたことがあるはず。
- 村上春樹の小説を読んだ時
- イチローの引退試合を見た時
- イタリアで世界最古のカフェに行った時
僕はすげーと思いました。
- この感動の正体はなんなのか?
- 人はいったい何に感動をしているのか?
自分なりの答えがまとまったのでブログにしてみました。
結論から言うと、
背景を想像せざるを得ない時、
人は感動をするんだと思います。
すごい文章
3年前。
トップブロガーと呼ばれる方が
メルマガで仮想通貨の解説記事を配信していました。
難しい内容をわかりやすく、
かつ面白く書いていて今でも感動したのを覚えています。
文章を読んだ時、
記事の内容以上に”背景”を想像してしまいました。
このライティングスキルを身につけるまでに、
この人はいったい何万文字書いて来たんだろうかと。
すごい文章を読んだ時、
人は内容だけに感動するのではなく、
- 裏にある読書量
- 孤独に思考してきた回数
- インプットしてきた知識量
- 淡々と積み上げてきた文字数
この背景にすごさを感じているんだと思っています。
すごい人
同様に、すごい人も背景を感じさせてくれます。
今年の8月。
福岡のパフェバーでのこと。
となりに座っていた方と店員さんの会話に驚きました。
僕のとなりにいた男性の
会話のテンポ、質問の的確さ、返答の知識量。
すべてが絶妙で、
よどみなく会話のラリーが行われていたからです。
あ、この人は
めっちゃ人と話してきたんだろうなと思いました。
コミュニケーションが上手い。
このひと言では片づけられない、
背景を感じさせてしまう会話です。
初対面ながら、
会話のテンポについて質問したら、
いろいろ教えてくれました。
ありがたすぎます。
となりに座ってた方
https://x.com/neko_presi
すごい景色

2024年12月。小豆島へ。
ささまほさんという
現地の方が絶景を案内してくれました。
自然はいいですよね。
何百年、何千年とかけて作られた景色を前にすると頭が下がります。
人間の一生なんて、
この自然の歴史からしたら一瞬。
そんなことを考えてたら、
なんだか謙虚な気持ちになれます。
自然そのものがキレイなのはもちろん、
その歴史、大きな力に感動せざるをえません。
同じく1年前、
ギリシャのサントリーニ島に行きました。

サントリー二島の景色は、
- 3600年前の巨大な火山活動
- 地元で石灰が豊富にとれること
この自然界の偶然によって
断崖×白い建物。という絶景が誕生しています。
小豆島と同じように、
自然の偉大さと歴史に畏敬の念を覚えました。
小豆島の絶景を見た時、一緒に行った方々に
(歴史に感動する点が)サントリー二島みたいだな~。
と言ったのですが、
今思うと誰も意味がわからなかったと思います。
言葉足らずですみません。
他にもすごいと思ったものはたくさんあります。
たとえば料理とか。
料理が美味しすぎて、
自分の知識では何がどうなってんのか?わからなかったです。
もっと知識があればなと後悔しました。
稼ぐために知識をつけよう!と言う人は多いです。
それは正論すぎるのですが、
僕は人生を豊かにするためにも知識が必要だと感じています。
僕にフレンチの知識があれば、
もう少し料理を楽しめたと思います。
ただ知識がなくても
すごい料理ということは伝わってきました。
この味をだすために、
どれだけの試行錯誤をしたのか?
そう思わざるを得なかったからです。
長くなってきたので、
そろそろ話をまとめます。
僕たちは目に見えてるものだけに
「すごい」と感動するわけではありません。
- 裏にある努力
- 積み重ねてきた時間
- 乗り越えてきた困難
そういった背景を想像してしまうからこそ、心が動かされるんだと思います。
実績は大事。
魅せ方も当たり前に大事。
でも本当に人から尊敬されるためには、
背景にある積み上げもセットで必要だと感じます。
- 職人の一皿も
- 村上春樹の一文も
- イチローの一打席も
すべてその瞬間だけで完成したわけではありません。
何年も何十年もかけて積み重ねてきたものが 一瞬の「すごさ」として表れる。
だから僕たちは感動するんです。
背景を想像せずにはいられないから。
自分もまだまだです。
”すごさ”がにじみ出る文章を書きたいし、
もっともっと積み上げたいと思っています。
そんなことを思う、今日この頃です。
PS