【ライティング副業】ニュースレターのスポンサー獲得ビジネスモデルを解説
そもそもニュースレターとは何なのか?
一応、形式的な説明はこちらです。
僕の印象としては、
ニュースレターはメルマガとブログの良いとこどりをしたようなプラットフォームですね。
メールアドレスを取得できるので、直接読者に通知を送れます。
プラットフォームやSEOの都合によってアクセスが変わる類のものではありません。
かと言って、
メルマガよりもセールス色が強くない、
価値提供を目的とした記事が多い印象です。
メルマガは商品を販売することが前提としてステップが組まれますが、ニュースレターはそうではありません。
情報発信者的に言うなら、
また1つ企画を決め、そのテーマを丹念に調べて記事を配信している方が多いため、実績のない人が専門性を作る上では最高のメディアだなと感じています。
本来の用途としては、
すでに専門性のある方が、その専門性をもとに記事を執筆する場所なんだと思います。
ニュースレターのスポンサーとは?
ニュースレターにはおもに3つの稼ぎ方があります。
- サブスクを開始する
- 自社商品を作って売る
- スポンサーを募集する
この3つです。
①のサブスクは有料メルマガと同じマネタイズ方法です。
メリットは毎月安定的な収入が入ること、デメリットは人によっては購読者が伸ばしにくくなること。
②の自社商品は、いわゆるコンテンツ販売です。
ただSNSでローンチするコンテンツ販売と違い、ニュースレターを購読して毎週熱心に記事を読んでくれるフォロワーが商品を購入します。
購入者からのクレームや返品リスクも少ないですし、
一度商品を作れば毎週決まった読者に商品を訴求できます。
③のスポンサービジネスは、ニュースレター読者へのスポンサー広告掲載料として収入を頂くビジネスモデルです。
日本ではスポンサーを募っている人が少ないそうですが、このスポンサー収入には大きなメリットがあります。
スポンサーをつけるメリット
やってみて感じたスポンサーをつけるメリットは、
- 執筆のモチベーションになること
- 商品を作る必要がないこと
この2点ですね。
まず、スポンサーがいると執筆がはかどる。
一般的に情報発信はお金が稼げるかどうかわからない状態でスタートしなければいけません。
商品を作って売れば、ある程度マネタイズできるイメージがわく人は多いと思いますが、それでも正確な勘定はできないはず。
スポンサーをつければ一定の収入が確定するので、作業しやすくなります。
次に商品を作る必要がないこと。
「商品を作る」とひと言で言っても、
- 商品作成
- 告知
- セールス
- 顧客のアフターフォロー
などなど、やることは盛りだくさんです。
この商品作成をすっ飛ばして、お金を稼げるのがスポンサーの魅力です。
商品不要で稼げる点は、
YouTubeやブログの広告収益も同じですが、自分でスポンサーへ交渉できる分、単価は断然スポンサーの方が高くなります。
では、次に僕がどのようにスポンサーを獲得したのかを解説します。
スポンサー獲得までの流れ
紹介が遅れましたが、
僕はカルロス山本さんという方にスポンサーして頂いています。
スポンサー獲得の流れは以下のとおりです。
- オンラインサロンで知り合う
- インタビューで顔あわせ
- リアルで会う
- メルマガで新しい収益源を探していることを公表
- DMで提案
- 打ち合わせ
- あれ、どうなりました?が大事だと思うぞ。
この流れ。
今思うとですが、意外と段階を踏んでいるのがわかります。
オンラインサロンで知り合う
記憶が定かではないのですが、カルロスさんとはオンラインサロンで知り合いました。
当時はNFTが流行ってたこともあり、web3関係の発信者が集うサロンでした。
なんとなくお互い認知して、SNSを相互フォロワーになって。って流れでしたね。
インタビューで顔合わせ
かつてニュースレターで「発信者の失敗談」というテーマでインタビュー記事を書いていました。
そこで1度カルロスさんに出演してもらいました。
当時、カルロスさんは副業で月200万~とか稼いでる実績があったうえに、”クライアントワークで稼いでる”ってのが僕の周りでは珍しかったんですよね。
ズームで顔をあわせて話しました。
当時の記事はこちら。

リアルで会う
カルロスさんがワーケーションに誘ってくれたので、行ってきました。
リアルで会うのが最強…
というかオフラインで会うと親しくならざるを得ないので、ビジネスチャンスを欲している人は会うのが最高の方法なのだと思います。
メルマガで新しい収益源を探していることを公表
メルマガにて、「収入源を増やしたいんだよなぁ」という記事を書きました。
当時の記事はこちら。

この記事を書いたのち、
カルロスさんとDMをしていたら、流れで「海辺さんが月2万稼げるもの探してます」と言ってくれたので、僕の方からスポンサーを提案しました。
DMで提案
提案した文章をそのまま以下に掲載しておきます。
眠っているニュースレターのスポンサーはどうですか?
ニュースレターのスポンサーになって頂けないでしょうか?
現在の購読者、直近の開封率は以下のとおりです。


ニュースレターの内容もスポンサー契約にあわせて変更します。
- カルロスさんのコンサル生にインタビュー(コンサル生にとって良い経験となるように?)
- コンサル生の教材の案内&レビュー
- スポンサーのカルロスさんのインタビュー(3ヶ月に1回くらい?)
- スポンサーのカルロスさんの教材のレビュー
眠ってるポッドキャストも始動予定。
目的はカルロスさんへの還元と、コンサル生への還元です。
【その他、クライアントワーカーに知ってほしい情報を配信】
- クライアントワーカーを脱した人へのインタビュー
- 情報発信者系の人へのインタビュー
- ビジネスモデルとか?外注化の方法とか?
僕のメリットとしては、
ニュースレターの集客は大変なので、インタビューした人のリファラルで購読者獲得したい気持ちがあります。
あと、僕は僕で有料教材売ってマネタイズさせて頂ければと思っています。
上記のとおりです。
打ち合わせ
最終的な打ち合わせをズームで行いました。
- 配信の回数
- ニュースレターの内容
- ゲストはどんな人が良いか
などなど、10分~20分くらいすりあわせて終了です。
決まったこととしては、
- カルロスさんのコンサル生へインタビューを行う
- インタビューの音源はカルロスさんに渡す➤自由に使ってよい
って点ですね。
あれ、どうなりました?が大事だと思うぞ。

時間がたってもスタートしなそうだったので、
「あれ、どうなりました?」DMを送る。
経験上、「あれ、どうなりました?」DMは超大事だと思っています。
呑みの席とかの「発注するよ~」とか「コンサルしてよ~」みたいなのも、向こうの連絡を待ってたら絶対に話は進まない。
こちらから「あれ、どうなりました?」メールを送れるのが、成約するフリーランスとしないフリーランスの違いだと思っています。
スポンサー獲得で重要だと思うポイント
一連の流れから、
スポンサー獲得する上で重要だと思うポイントをお話しします。
- スポンサーになってもらう前の発信が大事
- 稼がせますは言わないように
- 誰を喜ばせるかを意識して提案
スポンサーになってもらう前の発信
カルロスさんにスポンサーになってもらう前から、僕の発信では頻繁にカルロスさんの名前が登場していました。
別に何か下心があったわけではありません。
「ワーケーションに誘ってもらったから自然にお礼を伝える」くらいの気持ちでした。
あとはカルロスさんのスタンドFMやメルマガは毎日受け取っていたので、アウトプットがてら名前を出していましたね。
今思うとですが、
スポンサーのお試しみたいになってたので良かったのかもしれません。
「稼がせます。認知とれます。」は言わないように
一般的なスポンサーのメリットって、
- スポンサーの認知がとれる
- スポンサーの商品が売れる
など、広告の意味合いが強いと思います。
ただ提案段階では、「認知がとれます。稼がせます。」みたいな話はしないようにしました。
理由はシンプルに、
カルロスさんはそれを求めてないよなと思ったからです。
認知なら自分でとれるだろうし、商品なら自分で売れるだろうし、わざわざ僕が手伝う必要ないよなと。
別の方法なら無料でも実現できそうだし。
後は稼がせる~とかは実現できるかわからないですからね。
長期間のスポンサーで成果が微妙だったら、気まずいですし。
もちろんスポンサーしてもらってるからには、頂いたお金以上のものをお返したいという気持ちはありますが。
提案段階では無駄に期待値上げないってのと、求めてなさそうなことは言わないってのが大事かと。
僕みたいに購読者が少ないのに「広告」としての機能を売ってしまうと、効果が微妙なのはあきらかです。
「応援」のような感情的価値、もしくはインタビュー代行のような「作業代行」を売るのがベストかなと思っていました。
誰を喜ばせるかを意識して提案
提案する時に意識したのは、
- カルロスさんができないことで、代わりに自分ができることは何か?
- カルロスさんが喜ばせたい人は誰か?
という点です。
この2つを踏まえて、
カルロスさんへのコンサル生へインタビューを提案させて頂きました。
コンサル生対談はやっている人が多いですが、
第三者がインタビューをすることで、コンサルにまつわる話をフラットにお届けできます。
ニュースレターのスポンサーというのは表向きに見えるものでしかなくて、実態はカルロスさんのファンへのインタビュー代行業です。
ビジネスオーナーが潜在顧客にもっとも届けたいのは、ファンやフォロワーさんの声ですから。
このコアファンへのインタビュー代行は、まだまだニーズがあるんじゃないかと思います。
スポンサー獲得のデメリット
スポンサーを獲得して難しかったことをお話しします。
(何か他にも発見があれば追記予定)
- 意外と難しいインタビュー
- 自分の商品はちょっと売りづらい
- 連絡が面倒くさい人はいるかもしれない
意外と難しいインタビュー
カルロスさんのコンサル生の方に協力して頂き、インタビューを行いました。感想としては「意外と難しい。」です。
何が難しいかと言うと、
- カルロスさんのコンサル関連の話ばかりしても、カルロスさんを知らない人が退屈してしまう
- スポンサーのカルロスさんのお話しをすると、若干のヨイショ感がいなめない
という点ですね。
ようは、上手いことスポンサーの魅力を伝えつつ、読者に価値提供する塩梅が意外とムズイってことですね。
中途半端になるのも良くないと思ったので、
カルロスさんへの忖度感は気にせず、ガンガンコンサルの話なんかも聞こうと考えています。
自分の商品はちょっと売りづらい
商品を売らずに稼げるのがスポンサーのメリットとは言え、僕の場合は商品もあるので売りたい気持ちもあります。
インタビューをしつつ、スポンサーのメリットも考えつつ、自分の商品を訴求するって考えると、ちょっとだけ売りづらさはありますね。
ただ↑書いてて思ったけど、
自分が気にしているだけで、記事最後尾に自分の商品を毎回貼り付けておけば良いのかもしれません。
連絡が面倒くさい人はいるかもしれない
ニュースレター関連の報告はこまめにするようにしています。
前に別媒体のスポンサーをしている人が
「スポンサーになったのに、お金の支払い以降報告がない。」とマイナスを言ってるのを聞いて、自分はちゃんと報告しようと思いましたね。
それ以外でも、細かいコミュニケーションは大事です。
人間関係の破綻はコミュニケーション不足で起こると言われていますから。
今からスポンサーを獲得するならどうするか?
自分がまたスポンサーを獲得したくなったら、どうするか?を考えました。
以下3つの方法で獲得を目指すと思います。
- ①勝手にPRを始める
- ②少額&ショットで読者から集める
- ③他媒体でスポンサーしている人を見つける
①勝手にPRを始める
まず真っ先に思い浮かんだ方法です。
スポンサーを獲得したければ、誰かのコンテンツを勝手にPRしておくこと。
BrainやTipsのようなコンテンツアフィでも構いません。
コンテンツが売れれば報酬も入りますし、販売者とお近づきになれます。
良きタイミングで、
「スポンサーなってもらえませんか?スポンサーなってもらえたら、他のコンテンツもアフィリエイトします。」
みたいなトークでスポンサーフィーを獲得します。
うまくいけば
アフィリエイト代+スポンサーフィーの一挙両得が狙えます。
うまくいかずとも、
アフィリエイトした分の報酬は入るのでローリスクなはず。
②少額&ショットで読者から集める
ニュースレターを好きで応援している人は、記事を読む読者です。
読者から応援のお金を集めてみてはどうでしょうか?
「このニュースレターではまだ収益が発生していません。よろしければスポンサーになって頂けないでしょうか?」
という文言を記事最後尾にいれ、まずは1回500円くらいの決済リンクも置いておく。
そして、
決済してくれた方をスポンサーとして紹介し続けます。
可能であればスポンサーの方に推薦文のようなものをもらい、記事最後尾に追記。
人が増えた段階で値上げ。
記事最後に寄付のお願いを付け加えるだけなので、工数もかからず簡単な方法かと思います。
③他媒体でスポンサーしてる人を見つける
スポンサーを獲得していない人からすると、
もしかしたら「ただでさえ景気の悪い現代でスポンサーなんてする人いないだろ」って思うかもしれませんが…
調べてみると、
意外と”スポンサー”は多いことがわかります。
たとえば音声配信アプリのスタンドFMで「スポンサー」と検索すると、意外と
- スポンサー獲得しました。
- スポンサーしてます
みたいな放送が出てきます。
スポンサーになってくれやすい人は、すでにスポンサーをしている人です。
僕のニュースレターのスポンサーになってくれたカルロスさんも、スタエフで別の方のスポンサーになっていました。
スタンドFMでスポンサーを探したり
獲得の経緯を聞いたりするだけでも勉強になります。
最後に:スポンサー獲得に動いてみよう
音声配信、メルマガ、ニュースレターなどスポンサーを獲得できる媒体は多数あります。
まずは少額から、スポンサー獲得に向けて動いてみましょう。
スポンサーと聴くと「企業にお願いしないといけない」って思いがちですが、僕のようにカジュアルに知り合いに頼んでも良いと思います。
P.S①
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