【NFTに価値はない!?】NFTを買って何になるの?に回答する
NFTを買ったらどうなるの?NFTなんてただの画像だし、バブルでしょ?本当に未来で価値があるものに変わるの?
今回は、こういった疑問に回答していきます。
本記事では、「NFTの経済的価値」にのみ焦点を当てて解説しました。
経済的価値というのは、ストレートに言うと「将来お金になるかならないのか?」という点です。
というのも、一般論として言われているNFTの価値は、以下のような意見です。
- NFTは楽しい
- NFTを持つとコミュニティで仲間ができる
- NFTはクリエーター支援
- NFTで所有欲が満たされる
- NFTはSNSアイコンにできる
上記のような意見に聞き覚えはありませんか?
僕自身は、NFTを買ってみて上記のような意見を言う人の気持ちがわかるようになりました。
たしかにNFTに「楽しさ」があるのは感じます。
とはいえ、NFTを買う前の僕の気持ちは次の通りです。
- NFTは楽しい⇛楽しくてもNFTが無価値なら意味ない
- NFTを持つとコミュニティで仲間ができる⇛仲間ならNFTじゃなくても作れる
- NFTはクリエーター支援⇛支援したところでNFTが無価値なら意味ない。
- NFTで所有欲が満たされる⇛所有欲満たしてどうなんの?
- NFTはSNSアイコンにできる⇛アイコンにしてどうなんの?
上記の通り。
なんだか完全に嫌なやつですね(笑)
素直に認めますが、実際にそう思っていたのは事実です….
とは言いつつも、NFTを買っていない人で過去の僕のような考えを持っている人は多いのでは?と思います。
「ぶっちゃけ、楽しいとか仲間とか綺麗ごとはどうでも良いから、金銭的メリットを教えてよ。将来NFTに価値はつくの?どうなの?」
こんな感じですかね。
この悩みが解決できるように、NFTは無価値なのかどうか?について解説していきます。
NFTに価値はないのか?
結論は、あると思っています。
僕自身、NFTを買う際は「投資」のつもりでいます。
- 未来でNFTに価値がつくケース
- NFTは株主を参加者にする
上記の2点をおさえつつ、具体的にNFTに価値がつくケースを解説していきます。
未来でNFTに価値がつくケース

結論は、次の3つです。
- NFTキャラクターの実用化
- NFT Fiの登場
- 特定の場所に入れる会員証
上記を見ても「…??」と思う人は多いかも。
専門用語を噛みくだいて1つずつ解説していくので、安心して読み進めてください<m(__)m>
NFTキャラクターの実用化
NFTキャラクターの実用化とは、IPビジネスとも言えます。
補足:IPビジネス=キャラクターを使った商売
- IPビジネスは、「知的財産」を使ってライセンス料や利益を得るビジネスです。
例えば、ポケモンカードは「ポケモン」というキャラを使って商売をしています。ポケモンの映画も同じです。ポケモンのふりかけも同じ。「ポケモン」という人気キャラを使って、たくさんのビジネスが生まれています。
NFTのキャラクターは、IPビジネスと相性が良いです。
人気NFTコレクションは、すでにコアファンを獲得しているため、一定の利益が見込めます。
例えば、国内トップのNFTコレクション「Crypto Ninjya (クリプト忍者)」は、すでにエンタメに活用されています。
another big news
CryptoNinja will be a Play to Earn Game!
ででで〜ん
なんと、CryptoNinjaがブロックチェーンゲームになります!いわゆるP2E要素も実装予定。
日本発のブロックチェーンを使った意欲的なチャレンジです。お楽しみに!https://t.co/okwUGB8aRr
— ikehaya (@IHayato) February 2, 2022
舞台「Crypto Ninja」について。
現在、Ninja DAOのコアメンバー総出撃みたいな感じのプロジェクトになっています。オンラインチケットNFTはCNPやCNPJを持っている人のみにWL配ります。
オフライン舞台の当日は12/16神奈川県を予定しているので、魂の有給を取る方は今のうちに!— aki社長NFT実業家 (@aki_web3) July 15, 2022
ゲーム化、アニメ化、舞台化と、キャラクターが快進撃中。
絶対とは言いませんが、エンタメで活用されればされるほど、NFT(キャラクター)の価値は高まるはずです。
未来予測:「キャラから売る」がNFTによって一般化する
ここからは、僕の勝手な予想なので興味のない方は読み飛ばしてください。
未来では、エンタメを作る際に「キャラ」から売る。というのが社会に少しずつ浸透すると思っています。
例えばですが、以下2つのマンガの制作方法。
どちらが人気が出やすくなると思いますか??
- マンガを作って週刊誌に掲載
- NFTを販売してキャラが人気になる⇛資金と人を集めてマンガ制作開始⇛掲載
僕は、後者だと思っています。
資金も豊富にあり、NFTホルダーという「パートナー」がすでにいます。
自分の持つNFTの価値を高めたいので拡散もします。
また、上記のような「小さく売ってバズったら拡大する」という動きをしている業界はすでにあります
それは、「音楽業界」です。使われているのはTikTok。
一部の音楽業界の動きとして、「TikTokでバズったら1曲リリースする」という流れが起きています。
世界的に有名でフジロックフェスにも出ているホールジーさんでさえ、TikTokでバズらないと曲をリリースできないそうです。
音楽業界の動きを見て、NFTは「小さく売るためのツール」として機能すると感じました。
NFT Fiの登場
NFT Fi=NFTとFinance(金融)の融合です。
NFT Fi は、NFTを貸し出すことで利回り(配当)がもらえる仕組みです。
仮想通貨のレンディング(貸し出し)をNFTでするイメージです。
多くの人は「え、そんなことできるの…?」と思っているかもしれませんが、NFT Fiのサービスはすでにあります。
おはようドバイ
仮想通貨のニュースです。NFT担保ローン、1作品で1億円以上の融資額を記録 https://t.co/lSxWkGDQ4u
NFTを担保にして「借金」をできる時代ですね。僕が所有するNFTも貸し出していき、そこから僕が「資金」を得て、その資金の「運用」で稼ごうと思っています
— Manabu (@manabubannai) November 4, 2021
最近だと、UniSwap(ユニスワップ)という取引所がNFTの取扱いを発表しました。
トークン+NFTをユニスワップに預けて、手数料を稼げる仕組みを構築中です。
NFT Fiによって「NFTを手放したくないな〜。けど、お金は稼ぎたいな~」
こんな悩みが解決できます。ユーザーは多くなるはずです。
本格的なNFT Fiの実装はまだ先になる
悲報ですが、現在NFT Fiで貸し出せるNFTは、BAYCのような高級コレクションのみです。
日本のPFP(プロフィールアイコン用NFT)でNFT Fiの活用事例はありません。
僕はNFT Fiの波は確実に来ると思いますが、時代の針が進むのを待つしかないですね(‘Д’)
特定の場所に入れる会員証
NFTは、会員証として機能します。
会員証としてのNFTは、すでに価値を生んでいる実例です。
具体例を挙げると、Crypto Ninjya Partners(CNP)というコレクションを運営しているNinjya DAOでは、CNPホルダー限定の部屋があります。
他のコレクションでもNFTホルダー限定のチャットは多いです。
上記のような動きは、NFTが「情報の源泉」としての価値を作っています。
NFTは株主を参加者にする
NFTの面白い点は「株主が参加者になりやすい」という点です。
ビジネス的に言うと「ステークホルダー(利害関係者)」が増えやすいとも言えます。
株や仮想通貨を持っている人は、自分の持っている銘柄の価値が上がるような行動を何かしていますか?
多くの人は「No」だと思います。
行動してますか?とか言われても、
- Dogeコインを持っているイーロンマスクみたいな影響力は俺にはないしなぁ…
- クリスティアーノ・ロナウドみたいにシックスパッドを宣伝できる腹筋ないよ…ww
こんな風に思いますよね(笑)
知らない人向けにお伝えすると、イーロンマスクは自分が持っているDogeコインをゴリゴリ宣伝しています。
ロナウドもシックスパッドの株を持っています。
ロナウドがサウナに入るだけで間接的にシックスパッドのPRができます(笑)
Gastamos muito tempo em tarefas urgentes, quando deveríamos nos concentrar em tarefas importantes! 😉
MLR pic.twitter.com/89Znuo8lUg
— Cristiano Ronaldo (@Cristiano) June 21, 2022
多くの人は、自分の持っている「銘柄」に協力なんてできないですよね。
(法律と倫理的にやってはいけないこともあるので、お気をつけて)
では、NFTならどうでしょうか?
以下のことをするだけで、簡単にNFTに協力できると思いませんか?
- SNSのプロフィールをNFTにする
- コミュニティでチャットをする
- NFTを買ったことをSNSに投稿
また、株式や仮想通貨の場合はホルダーの「売却」は価値を下げるので運営にとってマイナスに働きます。
NFTの場合は、「売却」ですら二次流通のロイヤリティとして運営に報酬が入ります。
ホルダーも運営も儲かります。まさにWin-Winです。
NFTだとホルダーが運営に協力できることが増えるんですよね…!!!。
自分が参加者になれるのは、大きな魅力だし、シンプルに楽しいです。
「NFTが楽しい..!!」と言ってる人を外から見ている人は意味不明だと思います(笑)
NFTを買うとわかりますが、自分の持っているNFT(事業)が毎日拡大していくのを見て、楽しくないわけがありません(;^ω^)
ようは、当事者意識があるんですよね。
これが「NFTが楽しい」と言っている人の根っこにある感覚だと思っています。
最後に:NFTに価値はないのか?
この記事では、NFTの未来の「金銭的価値」や「直接的なメリット」に特化して話しました。
もちろん、金銭的価値以外にも楽しさはたくさんありますよ。
NFT界の構造としては、NFTコレクションを運営している影響力がある人は「金銭的価値」を伝えづらいですよね。
当たり前なんですが、価値がつくか保証なんてできないし、長期的に見たら価値が下がる時はあります。
また、「投機目的のみ」でNFTを買う人よりも「応援目的」でNFTを買ってくれた方が絶対に嬉しいです。
とはいえなんですが、
事実として「経済的価値」を伝えないとNFTを持つ人の人口が増えないのかなと思ったのが執筆の背景にあります。
僕は、最初はどんな理由でNFTを買ってもいいと思っています。
買えば楽しさがわかってくるので、少しでもNFT業界が健全に発展してほしいなと陰ながら思う次第です(‘ω’)ノ
1mmでもNFTに興味がわいたって方向けに、以下の記事で「NFTの買い方」を解説しています。
気が向いた時に、サクッと読んでみてください。