暗号のコンパス Written by Netero

【将来性あり!?】INX(セキュリティトークン)の特徴や将来性を解説!

仮想通貨

悩む人「仮想通貨のINXってなんだろう。セキュリティトークンがすごいって噂だけど、よくわからないから、誰か教えてほしい….」

今回は、こういった悩みに答えます。

本記事の内容

  • セキュリティトークンとは?
  • INXの特徴
  • INXの将来性

この記事を書いている僕は、仮想通貨を軸に生計を立てています。
仮想通貨メディアでも執筆経験があるので、信頼性はあるかと。

動画版はこちら

セキュリティトークン(ST)とは?

結論は、ブロックチェーン上で発行される証券(株や不動産)です。

さまざまな金融商品をブロックチェーンと結び付けてトークン化(仮想通貨)したものという認識でOKです。

ブロックチェーン上で株や債券・不動産を発行することで、さまざまなメリットがうまれます。
ちなみに、日本でおなじみの金融機関もST事業に参入しています。

セキュリティトークンの3つのメリット


セキュリティトークンのメリットを厳選しました。
以下3点です。

  • 24時間365日売買可能
  • 事業ごとに投資ができる
  • 不動産などの大口向けの商品に少額から投資できる

1つずつ解説していきます。

その①:24時間365日売買可能

セキュリティトークンは、スマートコントラクトという自動で動くプログラムを利用するので、いつでもどこでも取引できます。
また、仲介人を挟まず人件費も削減できるため、手数料の削減が可能。

「投資したいけど、平日時間がない….」という兼業投資家は土日にじっくり投資判断できるようになります。

その②:事業ごとに投資ができる

セキュリティトークンは、上場費用がないため事業ごとにトークン化することができます。
例えば、「集英社の株はいらないけど、呪術廻戦は面白いと思うので呪術廻戦関連の事業には投資する」

「ディズニーの株ではなく、トイストーリーだけに投資をする」
といったことができるようになります。

ちなみに、集英社は上場していないのであくまで例えです(-ω-)/
投資家にとっては、好きな事業にだけ投資できるのがメリットです。

その③:不動産などの大口向けの商品に少額から投資できる

セキュリティトークンを使えば、高すぎて買えなかった商品を個人投資家が買えるようになります
例えば、不動産。

不動産をST化することで、小口化(分割)された物件を購入できます。
実際、2021年夏に東京・渋谷の賃貸マンションが「不動産セキュリティトークン」を利用して資金調達をしました。不動産STは、上場費用が少なく二次販売(転売)も簡単なため「不動産をすぐに現金化できない。」という流動性が低い問題を解決します。

不動産を例に挙げましたが、不動産以外の高額商品をSTにして安く販売することも可能です。
温泉旅館をデジタルにして販売する。といった事業も発見しました( ゚Д゚)

このように、株や債券、不動産その他金融商品をセキュリティトークン化することで、僕ら投資家はさまざまなメリットを受けられます。

INXとは?

INXは、セキュリティトークンを発行&売買できるプラットフォームを提供する事業です。要は、取引所を運営しています。世界20ヶ国以上に取引所があります。

セキュリティトークンを使うことで、

  • 迅速な決済
  • コスト削減
  • 投資した商品を自分で管理できる
  • 24時間取引可能

といったサービスを提供可能です。
ちなみに、INX社は日本のGMOグループとも提携しています。

INXの経営陣&投資家

INXの経営陣、取締役会、初期の投資家には、クリプト(仮想通貨)業界と既存の金融業界の有名人がいます。

  • 取締役:デビッドウェイルド(ナスダック元副会長)
  • 経営陣:アランシルバート(ビットプレミア運営)
  • 投資家:チャーリー・リー(ライトコイン創設者)サムソン・モウ(ブロックストリーム最高戦略責任者)

INXの3つの特徴


INXを理解しやすいように、特徴を3つ厳選しました。
以下3点です。

  • 売り上げの40%をトークン保有者に分配
  • SECからの認可
  • ハイブリッドトークン

1つずつ解説していきます。

その①:売り上げの40%をトークン保有者に分配

INXトークン保有者には、INX取引所の営業収益の40%が分配されます。
株の配当みたいな認識でOKです。

「40%って言っているけど、株の配当とかDEXの利回りみたいにコロコロ数字は変わるんでしょ?」
こんな風に思う方がいるかもしれませんが、営業収益の40%がもらえるという仕組みは変わりません。

トークン自体に配当40%が分配されるというのがプログラムされています。
配当は、トークン保有者に均等に分配される仕組みです。

配当例

INXトークンの総発行数は2億枚。
仮に営業収益が100億あったとして、40%の40億が2億枚に分配されると、
40億÷2億なので、トークン1枚あたり20円がもらえます。

取引所の売り上げ

先ほどの配当例では、売り上げ100億円で計算しました。
日本の証券取引所の営業収益を、参考までにお伝えします。

  • 野村HD:1兆6,172億円
  • 大和証券グループ:5,761億円
  • 三菱UFJ証券HD:3,880億円
  • SBIホールディングス:5,411億円

INXは、日本だけでなく世界展開を目指している点を考慮すると売り上げはもっと上がりそうです。

その②:SECからの認可

INXは、SEC(米証券取引委員会)の認可を受けています。
INX以外のほとんどの仮想通貨は、法的にルールが定まっていないため、規制のリスクがあります。

実際、リップルは2020年にSECに証券法違反の疑いで訴えられて裁判沙汰に….
訴えがあった後、リップルは、24時間で40%も下落しました。
ちなみに、裁判は今でも続いています。

INXのセキュリティトークンは、SECに正式に証券として認められているため、法的リスクがありません。

その③:手数料が安くなる特典

INXトークンを使って取引所の手数料を支払うことができます。
INXトークンを使えば、手数料が10%Offになる特典付きです。

INX社は、仮想通貨や株だけでなく先物・オプションなどの取引所を作ることを目指しています。
トークン保有者は、さまざまな取引所で恩恵を受けられる可能性があります。

INXの将来性【結論:取引所のユーザー数次第】


INXトークンの価値は、取引所の利用者の数で決まります。
取引所の利用者が増えるような仕組みができるのか、注目して見るのが良いでしょう。

また、競合もチェックする必要があり、三菱UFJやSBIがセキュリティトークンのサービスをローンチしました。
仮想通貨よりも株式市場の方がマーケットは大きいので、株式投資家をすでに囲っている既存の証券会社は有利です。

ただ、セキュリティトークン自体は素晴らしい仕組みで今後も需要は増え続けると感じました。
いつも言っていますが、投資判断はDYORでお願い致します。

セキュリティトークン・INXまとめ

最後に要点をまとめて終わります。
記事のおさらいをすると、

  • STとは、株式などの金融商品をブロックチェーン上で発行したもの。
  • INXは、STに投資できる取引所
  • STが流行ればINXが注目される可能性あり

この3点だけ、覚えておきましょう。
セキュリティトークンがいつ流行っても時代の波に乗り遅れないように、最新の情報収集を続けましょう。

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