IOSTはオワコンなのか?気になりませんか?
仮想通貨のIOSTがオワコンという噂をSNSで見かけたけど実際どうなんだろう。IOSTはオワコンなのか?気になるなぁ。IOSTの基礎知識や仕組み、投資する前に知っておいた方が良い知識もあわせて教えてほしい。
今回は、こういった疑問に答えていきます。
本記事の内容
- IOSTの特徴
- IOSTはオワコンなのか?
- IOSTの将来性
なお、この記事を書いている僕は仮想通貨を軸に生計を立てています。
大手メディアで仮想通貨に関する執筆の経験あり。投資家とライターの立場から執筆しています。
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IOSTの特徴

IOSTの概要を解説していきます。
IOSTは、国内の暗号資産取引所に上場しているので知名度こそあれ、実際にIOSTの基礎を知っている人は少ない印象です。
超高速で稼働するブロックチェーン
IOSTは、超高速で動くブロックチェーンです。
イーサリアムと同じスマートコントラクトを実装したプラットフォーム型のブロックチェーンに分類されます。
IOST
億りました pic.twitter.com/81bRpYC8Fq— 朝倉未来 Mikuru Asakura (@MikuruAsakura) April 14, 2021
格闘家でYouTuberの朝倉未来さんもIOSTを保有しています。
朝倉未来さんがIOSTを保有していることは、IOSTの知名度を爆発的に上げたきっかけの1つとなりました。
IOSTの概要一覧
- 通貨シンボル:IOST
- 時価総額:122位
- トークン価格:0.02ドル
- 公式サイト:https://iost.io/
(執筆時点2022/4/14)
IOSTの特徴 | PoB(Proof・of・Believability)

IOSTは、コンセンサスアルゴリズムにPoBを採用しています。
PoBは、2018年にIOSTチームが開発した独自のコンセンサスアルゴリズムです。
おそらく、PoBの説明がこの記事で最も難関な部分です。
PoBを乗り越えれば後はスラスラ読めます。頑張ってついてきてください。
補足:コンセンサスアルゴリズム
直訳すると、「合意方法」。ブロックチェーンがブロックを生成する際(取引を記録)のルール のことです。
PoBの3つの特徴
- 信頼スコアの高いバリデーターが優先的にトランザクション(取引)を行う
- ブロックの承認を分割している
- 高速でトランザクションが可能
IOSTでは、過去のIOSTへの貢献度を「信頼スコア」として記録しています。
そして、ブロックチェーンのブロック生成の際に、信頼スコアごとに仕事を割り振る仕組みです。
具体例を挙げると次の通り。
- Aグループ:信頼スコアがあるので重要度の高い仕事をする
- Bグループ:信頼スコアがそこそこ。重要度の低い仕事をする
上記が、IOSTのブロックチェーンが超高速で動く仕組みです。
ちなみに、IOSTの仕組みのように、グループにわけてブロック承認をすることを「シャーディング」と言います。
このシャーディングにより、IOSTはユーザーに高速で安い取引を提供しています。
イーサリアムのガス代高すぎてお話にならない。
IOSTはガス代実質無料なのに。 pic.twitter.com/tEPRU8Pdge
— IOSTに人生託したマン (@IOST_THE_BEST) October 2, 2021
IOSTのCEOはどんな人?

(公式ツイッター:https://twitter.com/jimmyzhong_iost )
IOSTのCEOは「Jimmy Zhong(ジミー・ジョン)」さんです。
ジミーさんは、中国出身でアメリカ・ジョージア州の大学に在学している時に起業。
教育系の事業「Study Pool」は4億円で事業売却しています。
大学在学中にブロックチェーンに興味を持ち、既存のブロックチェーンプラットフォーム改善点を考えていたそうです。
イーサリアムのスマートコントラクトが完成した時、「ブロックチェーンは、仮想通貨を作るためだけのものではない。」と感じてイーサリアムと同じスマートコントラクトを実装したプラットフォームのブロックチェーンIOSTを開発しました。
ちなみに、IOSTは「中国系の仮想通貨」と言われることが多いですが、CEOの創業者が中国出身なだけで本社はシンガポールにあります。
法律や税制などもシンガポールのルールが適用されます。
IOSTのパートナーシップ

直近のパートナーシップは次の通り。
- Hash Palette(ハッシュパレット)
- 総合格闘技連盟Rizin(ライジン)
- 日本ブロックチェーン協会
Hash Palette(ハッシュパレット)
ハッシュパレット、IOST財団と戦略パートナーシップ締結|呉心怡 https://t.co/68tMEE6pG1 #あたらしい経済
— あたらしい経済 New economy 公式(幻冬舎) (@neweconomy_g) September 29, 2021
ハッシュパレットは、仮想通貨・パレットトークン(PLT)の運営企業です。
エンタメ系NFTに特化したブロックチェーンを開発しています。
IOSTとの提携は、お互いのエコシステムの強化が目的と発表されていました。
総合格闘技連盟Rizin(ライジン)
Rizinの提供するRizin NFTマーケットプレイスでは、IOSTのブロックチェーンが使われています。
日本ブロックチェーン協会
IOSTが日本ブロックチェーン協会に加盟 教育・人材育成活動を拡大へhttps://t.co/tai3FV4cCk
— CoinPost -仮想通貨情報サイト-【アプリ配信中】 (@coin_post) October 5, 2021
日本ブロックチェーン協会は、ブロックチェーン技術の普及・発展に取り組む団体です。
IOSTは、ブロックチェーン業界の開発者の人材育成に貢献する目的で提携しました。
IOSTがオワコンではない理由
#IOST ってもしかしてもうオワコン説ある?
— めるしー (@fx24959482) December 22, 2021
IOSTはオワコンですか?という質問は、DMやYouTubeでよく届きます。
結論から言うと、「オワコンどころかまだ始まっていない。」というのが正直な意見です。
オワコン=「上昇する見込みがない」と定義すると、IOSTはオワコンではありません。
開発が進んでいるからです。
直近のニュースで、IOSTが「Entroverse(エントロバース)」というプロジェクトを発表しました。
#entroverse will be the beginning of a new era for #IOST. Need to tweet it out before April 1st so you know this is not a joke. More seriously cool stuff to come. Stay tuned in Q2. This is the time we deliver surprises. https://t.co/scgCkJ2c82
— Jimmy Zhong (@jimmyzhong_iost) March 31, 2022
これにより、EVM互換性がIOSTに搭載されます。
EVM互換性とは、簡単に説明するとイーサリアム上のプロジェクトをIOSTに簡単に移行できるシステムです。(小学生並みの説明)
ユーザーがイーサリアム系のMetaMaskなどのアプリをIOSTと連携できるようにもなります。
また、IOSTは2022年4月にFTXに上場しました。
#iost on @FTX_Official tomorrow! 🔥🔥🔥 pic.twitter.com/MOZrzZaaFi
— IOST (@IOST_Official) March 31, 2022
取引所の上場=将来性がある。というわけではありませんが
上場はそれなりに費用がかかりますし、取引所もリスクがあるので審査をして上場しています。
オワコンになっているコインは世界3位の取引所に上場はできません。
むしろ、取引所から取扱い廃止になった時が、オワコン化する時です(‘ω’)
IOSTの将来性
IOSTの価格上昇に必要なのは、言うまでもなくエコシステム(IOST経済圏)の発展です。
具体的には、
- 魅力的なdApps開発
- 実需が生まれるようなサービス開発
- コミュニティの盛り上がり
この3点を満たせば、十分に海外投資家からの人気もでてきます。
具体的には、ディベロッパー(開発者)を囲うための施策やマーケティングなどに注目してIOSTを見ています。
そこそこのファンダきたで。。
新たなインフラ開拓に期待。。#IOST#だからIOSTIOST財団、EVM開発者向け1億ドルファンド立ち上げ|大津賀新也 https://t.co/hA7jdrm72J #あたらしい経済
— よねころ@絆 (@yukun555555) April 14, 2022
ブログ執筆後にこんなニュースが!(‘Д’)
こういったニュースが増えてくると良いですね!