プロのマーケターが仕掛ける本屋の体験販売
すげー本屋を発見。
江ノ島に天狼院書店という本屋があります。
僕は用もなく本屋に行くくらい本屋が好きな本チルでして、この本屋の取り組みは他社になくて「あ、おもろいな。」と思いました。
顧客単価を高める本屋の仕掛け
本を1冊買いました。
普通だったら「ありがとうございました~」で営業が終わるところ、この本屋はひと味違います。
レジに行くと「本1冊とドリンクを注文されたお客様に、テラス席をご招待させて頂いてます~」という営業が。
「ほー。クロスセルしとんな。」と思うわけです。
後ろにいた別の店員さんも、「今日は絶景ですよ~」と、しれっとプッシュしてくる。
行くか。という気持ちになって、思わず「コーヒーお願いします。」って言ってしまいました。
たしかに絶景だった。
コーヒーと絶景と本の3種の神器が完成してしまった。
ここで読書決めてやるかと意気込んだものの、風が強すぎて3分で店内のカフェに戻りました…
ただ、江ノ島のロケーションを活かした素晴らしいマーケティングだと思います。
次は風の強さを確認してテラスに行く。
体験を売るってこういうことか!
これからの時代は体験を売っていこうって言う人多いじゃないですか。
今まではピンと来てなかったけど、天狼院さんの取り組みでピンと来ちゃいました。
企画・秘本
なんだこれは。
中身が気になって、買っちまったよ。
9代目とか10代目もあったけど、なんとなく13代目にした。
これは本を売っているんじゃあない。
何が入ってるんだろう?っていうワクワクを売っているんだって思いました。
しかもなかなかのお値段で。
体験を売るとはこのことかーーー!!と感じましたね。
本の中身はめっちゃ言いたいけど、言っちゃいけないルールらしい。
高単価、利益率のよい商売も同時並行で行う
この本屋は”ゼミ”と称して、高利益率の良い教育事業も行っています。
- AIライティングゼミ
- ライティングゼミ
- デザインゼミ
- フォト部
といった、オフラインのコンテンツを売っています。
さらに全講座受け放題っていう、高単価商品(50万)も持っていた。
つよ。
他にも、
- アーティストとコラボしたドリンク
- 公式ライン登録を促してリスト取得
- 読書クラブ(サブスク)
- オリジナルグッズ(ノートなど)
などなど、マーケ施策のオンパレードです。
経営者はマーケター
なんだこの本屋?誰が経営してんの?と思い、調べてみると。。。
この本を書いた人だった。
それは強いわけだ。
この本屋にとって”本”はただのフロントエンドにすぎなくて、バックエンドでガンガン利益出していそうです。
きっと本屋じゃなくても、なんでも利益を上げられちゃうんでしょう。
💪商売を学んでフィルターを鍛えよう
商売を始める前の僕は、
きっとこの本屋を見ても「なんかやってんなー」くらいにしか思わなかったはず。
知識のフィルターがないと、
他人の工夫に気づけないからね。
ただ知識をつけて商売をする身になると
世界の見え方が変わります。
裏側の意図に気づけるようになると、
どんどん世界を見るのが楽しくなってきますよ。
P.S
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