モメンタムがすべて | 100話で心が折れるスタートアップを読んでみた。
面白い本があります。
こちら。
物語が面白いうえに、
- 起業の全体像がわかる
- 起業の面白さ、難しさがわかる
- 起業する前によくある失敗例がわかる
といったタメになる要素が盛りだくさんです。
4コマ漫画を使ったストーリー形式で話が進むので読みやすい。
起業に関心がある人もそうじゃない人も、スラスラ読めるんじゃないかな。
今回は100話で心が折れるスタートアップから印象に残った部分を3つピックアップして記事にまとめました。
①モメンタムがすべて
モメンタムとは「目に見えない勢いや雰囲気」という意味。
スタートアップが廃業する時は、決まってモメンタムが失われる時だそうです。
よく考えると、たしかにそうですよね、
どんなにお金がなくなったとしても、人とオフィスを契約解除、社長の給料をカットしてしまえば会社は存続できます。
しかし熱量がなくなったらもう事業は続けられません。
だからスタートアップではモメンタムの維持が不可欠だそうです。
モメンタムを維持するために大事なのは、つねに新しいプロダクト(製品)を小さくても良いからリリースし続けること。
なぜならモメンタムが失われるのは失敗した時ではなく、何もしてない時だからです。
これは僕にも思い当たる節がありまして、
事業や発信のモチベーションがなくなるのは、意外にも失敗した時じゃなくて何も変化がない時です。
売れない有料noteを作っちゃった時とかって、案外ポジティブなんですよね。
「これが売れないんだー。そしたら次はこれを売ってみるかー。」みたいな。
次回は違う何かを試したいって欲がどんどん出てきます。
ただ何もしないとモチベはわいてきません。なんでも良いから自分にガンガン刺激を入れるのは大事です。
廃業の原因が「モメンタムが失われること」であるならば、モメンタムさえ維持できればいつか成果を出せるってことですから。
モメンタムがすべて!
②選択と集中 | 広げすぎないこと
この本の登場人物、
社長のウサギさんはNFT事業を開始しました。
しかしウサギさんは「NFT販売プラットフォーム&NFTの販売」という2つのプロジェクトを同時に進めます。
これが失敗のタネとなってしまいます。。。
リソースがさかれてしまい、結果的にリリースができずモメンタムが失われるのです。
ついつい色んなことやりがちなのは気をつけたいですね。
僕はさいわいにも起業初期から「選択と集中が大事だぞ」って教えてくれる人がいました。
だからFX、仮想通貨、ライティング、SNSと順番に知識をつけられました。
地頭が良くなくて不器用ってのもあるけど…
今後もリソースの管理は徹底したいところです。
③ブルックスの法則
ブルックスの法則って初めて聞きました。
エンジニアとかの人からすると、当たり前なのかな?
ブルックスの法則は遅れているプロジェクトへ人員を投入すると、さらにプロジェクトの進行が遅れるって法則らしいです。
理由としては、
- どんな人でも新しい組織で実力を発揮するには時間がかかる
- 人が増えるとコミュニケーションコストが指数関数的に増える
- 必要以上のタスク細分化はかえって効率を下げる
こういった理由とのこと。
自分も製品作るって立場になったら気をつけようかなって思いましたね。
この本みたいに事前に失敗談を共有してくれるのはありがたいし、知識をつける醍醐味でもあります。
自分の体験談からしか学べない人 or 先人の知恵を学んで失敗を先回りして回避できる人だったら、後者の方が成功確率が高いに決まってる。
どんどん勉強して、
知識をつけたいってあらためて思いました。
他にも「スタートアップあるある」みたいな事例が山ほど書いてあるので、興味ある方はぜひ読んでみてください。
それでは。